過去のFacebookの投稿で、
(https://www.facebook.com/chaochao.joy/posts/353357421514438)
“人は好きなことを仕事にしたいんじゃなくて、
自分が味わいたい感情を長く味わえると思って、
好きなことを仕事にする選択をしている。
だから、自分はどんな感情を味わいたいのかを考え、
それを味わえそうな仕事をしたらいいんじゃないか。”
というような話をしました。
基本的に今でもこの考えは正しいと思っていますが、
ここ数日、人と話しているうちにまた別の考えが出てきたのです。
今回はそれについて話します。
まず、
「好きなことをして生きていく」
「やりたいことをやって生きていく」
と考えた時に多くの人は
「職業」という大きな枠で考え始めます。
どんな仕事をしたいのか、と
この発想は非常に危険で、
その仕事をしていない自分= 幸せじゃない
と定義してしまうので、その仕事で結果を出すまでは常に幸せじゃないという感情がつきまとう可能性があります。
しかも職業という大きな枠は、網の目が荒いザルのようで、
「味わいたい感情」
「味わいたくない感情」
両方どんどんと通してしまうので、
結果的に好きな職業についているはずなのに、幸せじゃない人を生み出す可能性を内包しています。
次に、もっと細かい
好きな「行為」から自分の仕事について考える人。
これは、
文章を書くのが好き
人と話すのが好き
細かい作業をしているのが好き
お酒を飲むのが好き
音楽を聴いているのが好き
このようなことです。
昨日まで僕は、自分が好きなこと(行為)をやっているときに、
味わってる感情に気づき、その感情を味わえそうな仕事(提供出来る価値)を探せばいいんじゃないかと思ってました。
でも、今朝起きてぼーっと考えてるときに思ったんです。
【行為のレベルで考えても、まだザルの目は荒い】と
そう思ったんです。
すごく当たり前のことですが、
”人と話すのが好き”って言ったって、誰と話してても楽しいわけじゃないですよね?
“文章を書くのが好き”って言ったって、どんな文章を書いてるのも楽しいわけじゃない。
つまり、【行為自体に絶対的な好き嫌いは存在しないんです】
じゃあ、どうすればいいのか?
「行為」にフォーカスするのは変わりませんが、好きな行為だけではなく、嫌いな行為についてもフォーカスすることです。
そして、1つ2つなどの少ない数ではなく、10や20など、もっと大きな数で考えます。
例えば、
文章を書いているときに、
「楽しいと思う時はどんなときか?」
「嫌だなと思う時はどんなときか?」
勉強をしているときに
「楽しいと思う時はどんなときか?」
「嫌だなと思う時はどんなときか?」
人と話しているときに
「楽しいと思う時はどんなときか?」
「嫌だなと思う時はどんなときか?」
・・・・
このように両方の側面について考え、
それを複数の対象に行うと必ず共通点が見えて来ると思います。
たとえば、僕の場合は
「好奇心」と「集中」でした。
好奇心を感じるときは、何をしてても楽しいし、
集中しているときは、何をしてても嫌な感情は湧いてこない。
この共通点をあなたのセルフイメージの中心、つまり自分らしさの中心に位置付けてください。
そして、
あなたが、見つけた共通点は僕と違うかもしれませんし、
もしかしたら同じかもしれません。
どちらでもいいのですが、大切なのは、自分なりに定義をするということです。
僕の例で言うと、一般的に言われる「好奇心」「集中」の定義と違っていてもいい。
自分の感情の全てを言葉で表すことはできません。
だから、あなたにとってしっくりくる言葉で定義すればいいのです。
そして、日常行っている行為の1つ1つに対して、
どうすれば自分らしさを味わうことができるのか?
これを考え、毎日を過ごせば、
好きな職業についていなかったとしても、
好きな行為をできていなかったとしても、
充実した毎日を過ごしていけます。
その場所から、より多く好きな行為や好きな仕事ができるようになるための行動を起こしていけばいいんじゃないかと思います。