場を支配するテンション

どうも、宮城です。

今回は、あまり間隔をあけずの更新となりました。

自分を褒めてあげたい気分です。

今回のテーマは

「場を支配するテンション」というテーマで
お届けしていきたいと思います。

世の中には、いろいろな情報やサービス、商品が溢れています。

その中で自分を見てもらうためには、当然のように注目を
集める必要があります。

その注目を集めるために必要なのが、今回お話する
“テンション”です。

テンションといっても、一般的にテンションが高い、低いという
言葉で使われているような、うるさいとか、おとなしいという
意味ではありません。

“緊張感”

という意味で考えてもらえればと思います。

緊張感があると注目が集まる、イメージが沸かない方もいるかも
しれませんので、例を挙げたいと思います。

例えば、夜の住宅街、自分の部屋で本を読んでいたら、
突然「おめぇーふざけんなよ!!!」という叫び声が、

あなたは、自分の部屋の中にいて、自分の周りの環境は
何も変わっていないのに、外の様子が気になって仕方ないですよね。

他にも、街中を歩いてると、サングラスをかけた、
いかにもという強面の大男が正面から歩いてきました。

ほぼ間違いなく自分には関係ない人だろうけど、緊張感が高まり
目が離せませんよね(見てないフリはするでしょうけど)。

このようにテンションが高い、つまり緊張感があると
目が離せなくなってしまうのです。

そして、テンションの高さというのも、重要なのですが、
それよりも重要なのはその“テンションを切らない”ということです。

ここでも例を挙げてみましょう。

バラエティ番組慣れしていない、新人の芸人をイメージしてみてください。

話が振られた瞬間、ここぞとばかりに目立とうとフルスイング、
周りはハラハラした目で動向を見つめています。

この状態は、テンションが高い状態ですね。

でも、それがダダスベりした瞬間、テンションが切れ
注目されていたものが一気に離れていきます。

一発屋芸人なんかもそうです。

ネタをやっている最中は注目を浴びるけれど、ひな壇などでの
トークがお粗末なので、テンションが続かず、だんだんと
注目されなくなっていきます。

ブームが去ったお店などもそうですよね。

あれだけ注目を浴びていたのに、蜘蛛の子を散らすように
みんなが去っていく。

そうならないようにするためには、常に高いテンションを維持し続ける
必要はありませんが、テンションが切れないようにコントロールする
必要があるのです。

テニスやバドミントンのラケットのガットのようなイメージで
考えてもらうとわかりやすいかもしれません、

テンションを強くすると、返しは強いけれど、その分切れやすくもあります。

ラケットのように、かんたんに張り替えられるようなものではないので、
状況や場に合わせて、テンションをうまくコントロールしていくことが
注目を持続させるためには、非常に重要になってくるのです。

特に注目を浴びやすい商品やサービスは、注意が必要です。

なぜなら最初が一番テンションが高く、徐々に落ちていきます。

これはCDの売り上げ枚数の推移からもイメージがつくと思いますし、
最近の例で言えば、キングコングの西野さんのクラウドファンディングで
資金を募り絵本を作る企画を見ても明らかです。

“【世界初】キングコング西野が、常識破りの手法で絵本『えんとつ町のプペル』を作る http://wesym.com/ja/projects/nishino/st/z4ed1vlpnjr/ ”

この企画では開始5日目にして、目標金額の半分である300万円を
突破しましたがそこから約2週間経過して、現在は360万円弱の
支援金額となっています。

もちろん、この結果自体は素晴らしいと思っていますが、周りのテンション
という意味では落ちてきているというのは間違いないでしょう。

ここからは、テンションを切らずに、いかに山を作っていけるか、
その仕掛けが重要になってくると思います。

今までは、西野さんのファンや、お笑い好きの人がメインとなって
この企画に参加してくれていたでしょう。

そこにはある程度、企画の情報自体は届いていると思います。

これからは切り口を変え、別の層が魅力に感じるような届け方を
していくことや、今まで届かなかった層に、いかに届けるか、

参加を躊躇していた人に、いかに面白がって参加をしてもらうか、
そんな工夫が必要になってくるんじゃないかと思います。

そのためにテンションをコントロールする必要がある。

ある意味テンションとは、“相応さ”に近いものがあります。

例に挙げた、強面の大男も「恐そう」と思うのに相応しい状態
だったからこそ、緊張感を維持することができたわけですし、

注目を浴び続けるアイドルも、それに相応しい容姿や行動を
しているから注目を浴び続けられるわけです。

その場や状況にとって、どういう状態が相応しいのか、
これから先、どういう場や状態にしていきたいのか、
これを考え続け、いかにその状態にのめり込めるのか、

それがテンションを維持し、コントロールするためには
非常に重要なことだと僕は考えています。

今回は西野さんの企画を例に“企画”というもので説明していきましたが、
これは“商品“や俳優やタレントなどの“人”で注目を浴びる必要が
ある場合も、基本的な考え方は同じだと思います。

大きな枠での捉え方としては、いままでに説明してきたものを
ベースとして、あとは自分の状況に合わせて調整をしていただければ
いいのではないかと。

今回は以上です。

質問などがあれば、コメント欄やTwitter(@starjet_kota)に
いただければ、できる限り返答したいと思います。

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