「努力」=「報われる」ではない

65d97ba6-sAKBの総選挙の速報もあったので、それに絡めたネタを。

AKBの高橋みなみさんが「努力は必ず報われる」とよく使っている(らしい)

「努力は必ず報われる」これは個人的に間違いだと思っています。

その理由をお話ししていきます。

まず、「努力」という言葉がわからないという人はほとんどいないと思います。

しかし、よく考えると「努力」というのは、力を尽くして励むことという意味ですが、わかるようでいまいちピンと来なくないですか。

100メートルダッシュ10本を努力というなら、基準があってわかりやすいですが、力を尽くして励むって、人によってだいぶ違いますよね。

例えば、アイドルをRPGのキャラとして考えたとき、レベル10の人と、レベル5の人では力を尽くしたとしても、倒せる敵が違うのは想像出来ますよね。

そんな中、AKBの総選挙のように限られたポジションを複数の人で奪い合うときに努力が必ず報われるなんてことは無いんです。

また、「報いる」という言葉についても考えてみましょう。
なんとなくのニュアンスで使っている人も多いと思いますが、

「報いる」とは、受けた事に対して、それに見合う行為を相手に行うことを言います。

この意味の中で重要なのは「見合う」という言葉です。

つまり、「つりあう」ということですね。

叶えたい夢や目標に対してつりあわなければ、いくら努力をしても報われないのです。

言い方を変えるのであれば、「相応しく」なきゃいけない。
相応しくなれば報われる、ということです。

つまり「努力」=「報われる」ではなく、

「努力」をした結果、「相応しく」なることができれば、「報われる」ということです。

この「相応しい」は非常にポイントです。

「相応しく」あるためには、何になりたいのか、どうありたいのか、どうあるべきなのか、などが明確になっていなければいけません。

100万円を稼ぎたい
いい大学に入りたい

という目標が努力してもなかなか叶わないのは、目標自体が明確であっても、「相応さ」が明確になっていないから。

自分の夢や目標を持つこと、それを叶えるために努力することは素晴らしいことだと思います。だからこそ、今一度「相応しさ」についても考えてもらいたいと思います。

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